クロスラインってなんだ?

『クロスラインってなんだ?』


クロスライン、と呼ばれる人狼戦術がある。
グーグル検索をかけると株式会社クロスラインが出てくるが、それは間違いである。
クロスラインとは人狼2人がそれぞれ占い師と霊能者を騙り、占い騙り狼が身内切りで潜伏狼に●を出して吊りに持っていき、霊能騙り狼が○を出す戦術の事を指す。
占い騙り狼と霊能騙り狼の2人のラインが切れる事で、どちらか一方が最後まで残される事を狙ったものである。
即ち最低でも3Wが必要(占い騙り・霊能騙り・黒出され潜伏)であり、12A猫から使用可能となる(11A・12Bは2Wである為成立不可能)
ところが一目見ただけでも分かるように、身内切り込みで人狼全露出となってしまう。
潜伏優先の保守的な人狼が多い中、お目にかかる事は殆どない珍しい人狼戦術である。
それ故にクロスラインという言葉自体が廃れてしまった感は否めないが、今こそクロスラインの可能性を信じてみてはどうだろうか?と思い筆を執った次第だ。



通常のライン戦
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クロスライン
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『人狼2人が占・霊騙り→2日目に占い騙り狼が3人目の相方狼に●を出す(身内切り)→2日目黒吊りに誘導→霊能騙り狼は○を出す(真霊能は●を出すので、ラインがクロスする)』





○長所

・村が内訳を誤認し易い
・どちらかの騙り狼が真ラインで決め打ち生存し易い



×短所

・占・霊騙り狼の両方に高い技量が必要
 (対抗に負けない真アピ、クロスラインを悟られない相方狼との連携)

・初手黒(身内切り)を放置され、霊ロラ(真狼)されると厳しい戦いになる
 (その場合は占い騙り狼と黒出され狼のどちらかが生き残るようにする占-黒クロスラインにシフトする)

・猫入り配役では猫噛みで全滅してしまう可能性がある(身内切り→ライン切り)


クロスラインについて1から詳しく解説しよう。
まずこの戦術には「狼が最低3人」必要である。
ここでは便宜上12A猫(5吊り4人外3W1K)を題材として話を進めていく。
前述の通り、1Wは占いを騙る。1Wは霊能を騙る。1Wは最初に黒を出される(2日目身内切り)
考えられる主な内訳としては「真狼狂ー真狼」「真狼ー真狼」「真狼ー真狼狂」であろう。
この3ケースで最も不利を強いられる内訳はどれか?
答えは言うまでも無い。「真狼ー真狼狂」である。
霊能が3人ならばまず霊ロラの開始は避けられない。
クロスラインはライン戦を応用したより攻撃的な戦術であるため、霊ロラ進行は芳しくない。
即ちクロスライン(12A猫)では「真狼ー真狼」の内訳が最良であると考えられる。
(無論真役職が欠けているに越したことはないが、人外戦術を考える上で欠けを考慮しては何も始まらないので割愛させて頂く)
占い騙り狼が身内切り(3人目の狼相方に黒を出す)をした直後、すかさず占い騙り狼・霊騙り狼は「霊ロラではなく黒を吊って、ライン戦をしよう」と声を大にして呼びかけなければならない。
常日頃からローラーで押し潰される事に飽き飽きした=ボロ雑巾=真霊能も「そうだそうだ、たまには活躍の場を与えてくれ!」とライン戦提案に乗ってくれるかもしれない。
3-2、2-3ならば露知らず2-2であるならば黒吊り→ライン戦の進行に誘導するのはそう難しくないであろう。
ライン戦を誘導するには、ライン戦の利点を大きな声で訴えなければならない。
そもそもライン戦とは何なのか、基本的にではあるが概要と利点、常套文句を掲載しておくので有効に役立てて欲しい。


~ライン戦について~

・基本的に真狼ー真狂の2-2を想定した進行。
・霊ロラで2吊り消費して真と狂が吊れるのはあまり美味しくない(12A猫なら残り3吊りで3Wを吊らなければならない)
・霊能真狂で●吊り、狂人が黒を出し霊能結果が一致した場合、真占い師が確定する(霊能両視点占い結果合致)
・真占いと真霊能は絶対にラインが切れないため、なんらかの理由で真占いが確定した時に真霊能も確定しやすい。
・吊り余裕がなくなった時に霊能決め打ちで1吊り稼ぐ選択肢ができる。
・配役と縄数、奇数偶数進行によっても変わるが基本的に狂人は吊らなくても勝利条件に関わらない為、吊らなければ1縄節約出来る。


「出方から霊能は真狂で見てるので、黒出てるなら霊ロラよりも黒吊り→ライン戦をしたい」

「黒出され先がとても村には見えないので、ここを吊って霊能両者の色を見たい」

「対抗占い視点でも●打たれ位置はグレーなんだから対抗視点のグレ詰めで黒吊りが村視点安定だろう」

「霊能の内訳も推測せずに思考停止霊ロラからはそろそろ脱却しよう」



霊ロラ進行さえ回避出来れば(黒吊り)、あとはクロスラインの強みを存分に活かした立ち回りで村を翻弄出来るだろう。
クロスラインを行う上で最も大切なのは「相方狼を庇わない」事である。
その名の通りラインをクロスに、即ち狼同士の人外ラインは完全に無視した戦術である。
相方狼だからと言ってライン対抗を殴らない、或いは吊りを譲歩する、などは論の外。そう論外である。
また今回は12A猫を題材として解説してきたが、猫入り配役の場合は猫噛み道連れに細心の注意を払わなければならない。
例えば霊能騙りラインが真と決め打たれた場合(真占いー狼霊能)はグレ噛みの猫道連れリスクを背負うくらいならば占いを噛んだ方が良い。
仮にGJが出てもそれは全く問題ではなく、寧ろ「占い護衛でGJ→真ライン決め打ちは合っていた」と村をミスリードさせる事が出来る(少なくとも狩人視点は真ー真盲信)
ベストな展開としては何らかの形で狂人が猫又CO→真猫又が猫又CCO、が理想だがそう上手く事は運ばないだろう。
クロスラインを行う上では「グレーから猫位置を見つける視力」が重要となる。




~クロスラインまとめ~


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『人狼2人が占・霊騙り→2日目に占い騙り狼が3人目の相方狼に●を出す(身内切り)→2日目黒吊りに誘導→霊能騙り狼は○を出す(真霊能は●を出すので、ラインがクロスする)』





人外戦術の多様化はそのまま人狼ゲームの魅力を増大させてくれる。
安定進行ばかりに囚われる停滞感を打破する意味でも、もっと個性的・独創的な人外戦術が流行する事を期待せずにはいられない。
その意味で「クロスライン」は非常にやりがいのある高難易度戦術と評価出来るだろう。

  • 最終更新:2017-03-12 09:33:12

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